【連載第1回】今更聞けない『勝ちたい人の』闘技場編成講座<基礎編>
アルバメルル、瞳カグヤ、遥タイ2、ウッドガラハ……こんな言葉を聞いたことはありませんか。アイアンサーガの闘技場について、少しでも調べたことがある指揮官なら、一つは目にしたことがあるのではないでしょうか。
これは、現在のアイアンサーガの闘技場で有効なパイロットと機体の組み合わせ例を示した言葉です。どれも非常に強力な組み合わせで、闘技場のランキングを見ればこれらの組み合わせが溢れているはずです。
ただ、この強力な機体とパイロットを組み合わせでも、編成の考え方抜きで運用すると、思ったような戦果が得られないこともあります。実際に闘技場の中位層を見ると、機体とパイロットの組み合わせは良くても、編成がチグハグで思うように順位を伸ばせていない指揮官が数多く見られます。
そこで、今回の連載では多くの人に使われている強力な組み合わせを編成単位で分析することで、どんな編成が闘技場で有効なのか解説していきたいと思います。
※本記事は微課金かつ高級闘技場/WC共に1位経験があり、現在1~20位を行ったり来たりしている筆者(「哀川」)が独断と偏見で執筆した記事になります。そのため、本記事の内容は軍団「M.S.F」の総意ではありませんので、ご理解の上お読みください。
執筆:共同編集者「哀川」
基本的な考え方
アイアンサーガの闘技場の基本ルールは単純で、互いに4機の機体をぶつけ合い、最後まで自分の機体が残っていた指揮官の勝利というものです。機体のランクやパイロットの制限はなく、強力な機体を積みたいだけ積むことができます。ただし、アイアンサーガには強力な機体は存在しても、無敵の機体は存在しません。
そのため、4機の枠の中で有効な組み合わせを模索していくことになります。
その際、注目したいのが機体やパイロットの持つ役割です。近接攻撃が得意なのか遠距離攻撃が得意なのか。そもそも攻撃が得意なのか耐える事が得意なのか。攻撃よりもサポートが得意なのか。これらの役割はある程度言葉として整理したほうが分かりやすいので、この連載では便宜上、次のように整理しました。
- タンク:敵のターゲットと攻撃を引き付ける壁役です。主に近接機体がこの役割を担うことが多いでしょう(例:カグヤ、マスター飛影、ICEY・X、闘将改等)
- サブタンク:タンク程耐える事が得意ではありませんが、回避に優れていたり、攻撃に優れた近接機体が主にこの役割を担います。(例:朱雀、パイモン、ライオットポリス、アルバトロス等)
- アタッカー:攻撃を得意とする編成の花形です。反面耐えることが得意ではない機体が多いのがこの役割です。(例:ガラハッド、ディアストーカー、タイラント2、ガウェイン等)
- サポーター:タンクやアタッカーを担うことはできないものの、味方を支援することに特化した機体がこの役割にあたります。(例:アタッカーの機体+特定のパイロット(グニエーヴル、ウィンザー、ヴァネッサ、ミドリ、ハヤ、オスカー等々))
では、どのような組み合わせが強いのでしょうか。まずは、一般的に闘技場でよくみられる役割の組み合わせを紹介していきましょう。
事例紹介
次に役割をどのように組み合わせて運用するか、実例を交えて紹介していきましょう。
【2:2編成】
現在闘技場で最も一般的な編成です。2枚の壁が前線を支えて、その後ろからアタッカーが攻撃を行うパターンです。タンク・サブタンクから2枚、アタッカー・サポーターから2枚を選び編成します。
アイアンサーガでは前に出てくる機体が狙われやすく、後ろにいる機体は狙われにくい傾向があるため、この編成が最もアタッカーの攻撃を敵に通しやすい編成と言われています。ちなみに、後で解説しますがアルバメルルはサブタンクですので、アルバメルル編成はここに分類されます。
例:カグヤ/瞳、アルバトロス/メルル、ガウェイン/ウィンザー、ディアストーカー/遥
例:マスター飛影/カロル、パイモン/ベカス、ガラハッド/ウッド、竜胆/テレサ
例:闘将改/光子、闘将改/宏小羽、ガラハッド/ウッド、ガウェイン/グニエーヴル
【3:1編成】
あまり一般的ではありませんが、強力な編成の一つです。タンク・サブタンクから3枚、アタッカー・サポーターから1枚機体を選んで編成します。タンクの枚数が多いため、相手が2:2編成だった場合、敵のタンクだけでなく、敵のアタッカーにまでタンクが到達できる可能性が上がり、敵の戦術を叩き潰すことができる編成です。
例:カグヤ/瞳、マスター飛影/カロル、朱雀/宏小羽、タイラント2/遥
例:闘将改/光子、朱雀/宏小羽、カグヤ/朧、ガウェイン/ウィンザー
【4:0編成】
ほとんど見ませんが、これも強力な編成の一つです。実は中国版のアイアンサーガでは主流の編成だったりします。全員がタンク・サブタンクで構成されているため、うまく動けば敵の陣形を崩壊させ、個々の機体性能とパイロット性能で敵を破壊する編成です。ただし、味方タンクがすべて敵タンクをターゲットしてしまった時は、敵アタッカーからハチの巣にされてしまうリスクもあります。
例:カグヤ/瞳、マスター飛影/カロル、パイモン/ベカス、朱雀/宏小羽
次にあまり採用されない編成も紹介していきましょう。
【1:3編成】
タンク1枚にアタッカー・サブアタッカー・サポーターから3枚機体を選んで編成します。傭兵クエストなどではよく見られる編成ですが、アリーナではかなり難しい編成です。多くの強力なアタッカーは自衛手段をあまり持っていないため、タンク以外がタンクにターゲットされた場合、機体の性能を活かせずに撃破されてしまう恐れがあります。
また、1枚のタンクだけで敵チームの攻撃を長時間耐える事は難しいため、アタッカーが狙われなかったとしても、簡単に崩壊する編成と言えるでしょう。
ただし、非常に高い攻撃力を誇るため、相手の構成や並び順をしっかり把握した上で運用するなら、有効な場面はあるでしょう。
例:カグヤ/カロル、ガラハッド/ウッド、ガラハッド/ベカス、ディアストーカー/遥
【0:4編成】
全員がアタッカー・サポーターで構成された編成です。タンクに狙われたアタッカーから順に撃破されていくだけの編成になるので、基本的には闘技場で採用されることはありません。
まとめ
以上が編成の基礎的な捉え方になります。これだけ読んでもイメージが湧きにくいと思いますので、次回以降解説する「機体編」、「デッキレシピ編」と併せて御覧いただければと思います。
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